カテゴリ
Appetizers 前菜Soups・Salads スープ・サラダ Side Dishes 副菜 Main Dishes メインディッシュ Breads パン・ビスケット Desserts デザート Breakfast・Brunch 朝食 Preseves 保存食・ジャム Beverages 飲み物 Basics and More 基本 南部料理について 食材・調味料 Index 索引 Menu 献立 Book 本 その他 最新のトラックバック
![]() ・バナナプディング ・キャロットサラダ ・スイートポテトスフレ ・ローストチキン ・チーズストロー ・ポークチョップ ・ストロベリーショートケーキ ・エルビスプレスリーのパウンドケーキ ・チキンサラダ ・ダッチアップルパイ ・ベイクドビーンズ ・シーフードサラダ ・スマザードポーク ・ピーナツバターブレッド リンクフリーです。 (c)2010-2018 TasteSouth All rights reserved. その他のジャンル
ブログパーツ
|
![]() アメリカの秋・冬ホリデーシーズンに欠かせない飲み物。 今回紹介するのはホットアップルサイダーです。アップルサイダーは、国によって定義が違います。 イギリス・ニュージーランド・オーストラリアではリンゴのアルコール発泡飲料を指しますが、アメリカ・カナダでは圧搾したリンゴ果汁、つまり生絞りリンゴジュースの事を指します。(リンゴジュースはアップルサイダーから澱粉とペクチンを取り除いた物) このアップルサイダーは、リンゴの収穫が始まる初秋~年末辺りのみスーパーのフルーツコーナーに並びます。このアップルサイダーにスパイスを加えてゆっくりと香りを移した物がホットアップルサイダー(又はホットスパイスドサイダー・Mulled cider)です。 初めてホットアップルサイダーを飲んだのはもう10年以上前の事になります。 その日、ある場所で早めのクリスマスコンサートがあり行列に並んだのですが、とても風が強く、手はかじかみ耳はちぎれるかと思う程寒い夜でした。やっと会場へ入る事が出来、冷え切った体が微妙に利いている暖房で温まるのをじんわり待っていると、「すぐ戻るから」、とどこかへ行っていてた旦那様が両手に飲み物を持って席へ戻り、手渡してくれたのがホットアップルサイダーでした。それの美味しかった事。 フンワリ鼻腔をくすぐるシナモンやスパイスの香り、暖かいリンゴの飲み物を頂くのは初めてでしたがすぐに夢中になり、その後色んなレシピを調べたものです。 日本では市販のアップルサイダーの購入は難しいと思います。手に入らなければリンゴジュースでも構いません。そしてヤル気のある方は、ご家庭でフードプロセッサーやミキサー、ジューサーを使ってアップルサイダー(リンゴの生絞りジュース)を作るのもありです。ちなみに、我が家ではジューサーで作ったアップルサイダーを使っています。 材料 4~5人分 ![]() ・アップルサイダー* 1ℓ ・オレンジピール** 2cm×10㎝ ・シナモンスティック 2本(5cm長さ) ・クローブ 5本 ・オールスパイス 5粒 ・カルダモン(オプション) 6個 *リンゴジュースでも可。 **可能な限り無農薬、ノーワックスの物。みかんや柚子の皮でも可。乾燥品でも(甘味の付いていない物) 作り方 ![]() シナモンスティック、クローブ、オールスパイス、潰したカルダモンを油気の無いフライパンに入れて強めの中火にかけ、30秒~1分程乾煎りします。(香りが立ち上がればOK) ![]() 鍋に乾煎りしたスパイス、オレンジピール、アップルサイダーを入れ、強めの中火で沸騰直前まで温めます。 (沸騰させない様注意) ![]() 沸騰直前まで温めたら火をトロ火(極弱火)に落とし、蓋をして30分~90分煮込みます。 ![]() 市販のアップルサイダーやリンゴジュースを使った場合は、スパイスを取り除けば出来上がりです。 ![]() 家庭で作ったアップルサイダーの場合は、澱粉質等のアクが固まって浮いて来るので(市販品でも浮く場合があります)、それをすくってスパイスを取り除けば ![]() 出来上がりです。冷蔵庫で最長1週間保存できます。 大人用ならこれにダークラムやバーボン、カルバドスを少し加えるとホリデーシーズンのパーティー用飲み物になります。冷やしてスパークリングワイン等で割っても良いでしょう。 おまけ 「家庭でアップルサイダーを作ってみよう」(チャレンジャー用) ・リンゴを洗う ![]() リンゴを水で濡らし、たっぷりの粗塩か重曹(ベーキングソーダ)で表面を良くこすり流水ですすぎます。これで、「表面」の残留農薬やワックスは大概取れます。(写真のリンゴはGala) ※柑橘類もこの方法で洗えます。 ・フードプロセッサー、ミキサー、ジューサーを使ってアップルサイダーを作る 上記の要領で洗ったリンゴを皮付き、種つきのまま2~3cm角に切り、少しずつフードプロセッサー、ミキサーで攪拌します。(一度に大量に入れると空回りします。廻りにくい場合は、様子を見ながら大さじ1~2杯の水を加えます) 出来たペーストを少しずつサラシで包み絞ります。 ![]() ジューサーで作る方法が一番簡単です。 1ℓのアップルサイダーを作る場合、必要なリンゴの重さは1.5㎏~1.7㎏です。やる気のある方のみお試し下さい。 ![]() ホットアップルサイダーはリンゴの種類により出来上がりの色が違います。 (写真のリンゴはレッドデリシャス) ![]() 例えばこんなに濃い色のアップルサイダーでも加熱すると ![]() こんなに薄い色に仕上がる場合も。(これに使ったリンゴはGala) リンゴの皮の色が紅い程、出来上がりの色が濃くなります。市販のアップルサイダーやリンゴジュースは数種類のりんごを合わせて作っています。 ご家庭でアップルサイダーを作る場合もいくつかの種類を混ぜても良いでしょう。ただし、紅玉やグラニースミスは加熱しても甘味は少ないので、その点はご注意下さい。
by TasteSouth
| 2010-11-03 10:07
| Beverages 飲み物
|
ファン申請 |
||