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クイズ ここにパウンドケーキが2本あります。エルビス・プレスリーのお気に入りはどちらでしょう。 今回紹介するのはパウンドケーキです。しかし、普通の物では無く、エルビス・プレスリーのお気に入りと言われアメリカのネットでレシピが飛びかっている配合の物です。なので、私のレシピではありません。 Googleで検索して一番最初にヒットするのはココ(このサイトのソースはGourmetの2005年9月号)ですが、私の持っているとある南部料理の本(1994年発行)にも載っているので、結構前からある様です。 このブログではどんな検索キーワードで来て頂いたか分かる様になっていますが、何故かここ最近「プレスリーのパウンドケーキ」のキーワードでいらっしゃる方が増えています。恐らくバナナプディングの記事でヒットしたのでしょう。 肩透かしですみません。 気になったので、日本語で書かれたレシピが無いか調べてみましたが、カップ表示はあってもgできちんと表示してある物はまだ無い様です。そしてg表示になっていても(英語のブログで発見)、残念ながら計算が間違っていました。 せっかくなので、この記事では日本語初(多分)、グラム表示によるエルビス・プレスリーのパウンドケーキを紹介します。 オリジナルは12C(2880cc)容量のリング型やバント型を使いますが、日本のオーブンには入らない、又はオーブン庫内いっぱいできちんと焼けない可能性がありますので、オリジナルの半量に直しています。 注意事項 ・型は、1200cc~1440cc容量(アメリカサイズの5~6C)のパウンド型や蛇の目、バント型を使って下さい。 ・底取れ型は使わないで下さい。生地が漏れ出します。 ・アメリカと日本の卵のサイズは違います(アメリカのLサイズの卵は、日本のMS~Mサイズ相当)。アメリカの卵のLサイズ3.5個分の正味量を計算して出しています。 ・基本のレシピはバターを使っていますが、マーガリンでも何とかなります(実験済み)。どちらも有塩です。 ・卵、生クリーム、バターは、それぞれ30分程室温に置いた物を使って下さい。(完全に室温に戻さない様に) ・泡立て器では無く、スタンドミキサーやハンドミキサーを準備して下さい。(撹拌に時間をかける為) ・予熱不要です。 ・上述リンク先の完全なる直訳ではありません。 材料 パウンドケーキ1本分(サイズは上述の注意事項参照の事) ・バター(又はマーガリン) 113g ・グラニュー糖 300g ・卵 正味175~192g ・薄力粉 140g ・生クリーム* 120cc ・バニラエクストラクト** 小さじ1 *動物性の物 **バニラエッセンスの場合は適宜 作り方 パウンド型にショートニングを塗り、クッキングシート(パーチメントペーパー)を敷き込みます。 蛇の目型(リング型)を使う場合は、ショートニングを塗って冷蔵庫で30分ほど冷やした型の内側に、茶漉しで薄く薄力粉をまぶし、ひっくり返して型を叩き余分な粉を掃っておきます。 薄力粉は2回ふるっておきます。 ボウルにバター(又はマーガリン)とグラニュー糖を入れ スタンドミキサーかハンドミキサーの中速で5~8分、ふわふわのクリーム状になる迄しっかり撹拌します。 ここに卵を一個ずつ加え、中速で混ぜます。(黄身の色が消えてから、次を加えます) 卵の量が多いので高確率で分離しますが、気にしないで大丈夫です。 半量の粉(目分量)を加え、スタンドミキサーかハンドミキサーの低速で混ぜます。 大体粉気が無くなったら 生クリーム全量を加えて低速で混ぜます。 生クリームが生地によく馴染んだら 残りの粉を加えて、中速で5分撹拌します。 5分後、すくった生地で文字がかける位までもったりしたら バニラエクストラクト(又はバニラエッセンス)を加えて低速でさらに20秒程混ぜます。 これで生地の出来上がりです。 準備しておいた生地を型に流し入れ 余熱無しの冷たいオーブンに入れて温度を175℃(350F)に設定し、60~75分、中心に竹串を刺して生地が付いて来なければ焼き上がりです。 焼いている間に焦げそうになった場合は、生地に付かないよう気をつけながらフンワリとアルミホイルを被せて下さい。 ポイント 殆どのオーブンは設定温度に到達した時点でお知らせ音が鳴りますが、そこから60~70分ではありません。 余熱スタートボタンを押した時からの時間です。くれぐれも間違えないで下さい。 型に入れたまま網に取り、5~30分そのまま放置してからケーキを取り出し、網に載せて冷ませば完成です。 (クッキングシートを使わない場合、型やショートニングの塗り方によっては30分も型ごと放置すると、ケーキが取り出し難くなる可能性があります。各自調整して下さい) さて、クイズの答えです。正解は左の物でした。 現在のパウンドケーキは配合はほぼ一緒ですが、膨張材(ベーキングパウダーやベーキングソーダ)を使います。(写真右) 膨張材を使った方が確かにフンワリ軽くなりますが このどっしりキメの細かいパウンドケーキと食べ比べると、何故かこちらの方が軽く感じるのです。何故でしょう。 かなり甘めのパウンドケーキを食べながら、何かの味に似ているとずっと考えていましたが、やっと分かりました。バウムクーヘンです。層にならないバウムクーヘンはこんな感じかもしれません。 ところで、このパウンドケーキ。エルビス・プレスリーのお気に入りだと言われて広まっておりますが、エルビス・プレスリーの邸宅で出されていた料理を纏めたレシピ本を数冊確認してみた所、それらに載っておりません。(配合が違う) 果たして本当にエルビス・プレスリーが食べていたのか、本当にお気に入りだったのか、謎を残したままこの記事を終わりたいと思います。(え?) 常温で最長1週間持ちます。
by TasteSouth
| 2011-03-13 23:21
| Desserts デザート
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